40代から始める小さな雑貨屋運営ブログ

雑貨屋一人店長がお店のあれこれ綴ります。

自己紹介&雑貨屋開業のきっかけ

 

 

私は現在モロッコからの輸入雑貨のオンラインショップと、

実店舗を持っています。

 

 

 

実店舗はちゃんとしたお店と言うよりは、

知り合いのカフェの二階を間借りして、

事務所兼在庫置場兼ショールームという形で週に三日オープンしています。

 

お店のページ、よかったら覗いてみて下さい。

 

www.meziyan.com

 

 

私個人の事については、

2022年現在52歳、主人と猫と暮らしています。

子供はいません。

 

元々は映像編集の仕事に長く携わっていて、

テレビ番組の編集スタジオや、広告代理店内の編集室で仕事をしていました。

 

結婚後も派遣などで編集の仕事を続けていましたが、

30代後半で体力の限界が来て(徹夜の仕事も日常茶飯事だった)、

編集の仕事からは足を洗うことにしました。

 

しかしこの後、この先の生き方に迷い、しばらく迷走する日々が続きます。

 

仕事に疲れた私はしばらく気軽なアルバイト生活がしたいと思い、

カフェでアルバイトを始めました。

 

その時に「自分のお店を持てたらいいな」とぼんやり思うようになりました。

 

ですが、カフェの開業について本やブログを読んだり、

バイト先の店長や独立してカフェを開業していったバイト仲間、

その人達の仕事ぶりを見ていたら、「私にそこまでできるだろうか」と

その道に進む意気込みがどんどんしぼんでいきました。

 

体力勝負のカフェ営業。

体力に自信がなかったのはもちろん、開業する資金も数百万はかかる。

今からそれだけお金を貯めるにはまたフルタイムで

何年もがっつり働かなければならない。

 

二の足を踏んだままずるずるとバイト生活を4年も続けていた時、

東日本大震災の影響でカフェのビルにヒビが入り、

老朽化もしていたので建て直す事になりました。

そのタイミングでバイト契約も終了。

 

「もう前に進みなさい」

 

神様がそう言っているのだと感じました。

 

とは言え何をしていいかわかりません。

 

ひとまずまた派遣会社に相談し、一年くらい仕事をしました。

 

そして2013年の春に派遣の仕事も契約期間終了となります。

 

 

ロッコへの旅行で流れが変わる

 

 

派遣での仕事が終了し、またこの先の進む道が見えなくなった私は、

ひとまず時間もあるしお金も少しできたので、

仕事をしていた時には行けなかったちょっと遠い所まで旅に出ようと思いました。

 

旅行サイトなどを眺めながら行き先の候補のひとつに選んだのはモロッコ

 

10代の頃に聖子ちゃんの「マラケッシュ」という歌を聞いて、

歌詞に出てくるミントティーや高い塔、じゅうたんに迷路の街、

そんなアラビックな世界観に魅了され、いつか行ってみたいなと思っていた国。

 

 


 

聖子ちゃん、時々聴きたくなる。

 

でも、アフリカ大陸にあるこの国は過酷そうだし大丈夫なのだろうか?と

不安もありました。

 

ただ、この先の人生で今が一番若いし、

今行かなかったら一生行けないかもしれないと

意を決して行き先はモロッコに決定しました。

 

これは一人旅でした。

国内の一人旅は何度か経験がありましたが、

海外への完全な一人旅は初めて。

(パリまで仕事で行っていた旦那の所へ一人で向かった事はありましたが)

 

怖かったけど、その怖いを乗り越えて見える世界を見たくなる謎の性分。

 

ロッコへ行く前も怖くて空港でボロ泣きでした。(当時42歳)

旦那は空港まで見送りに来てくれましたが、

いつもこんな調子の私を不思議に思うようです。

強いのか弱いのかわからないようです。

 

それにしても毎度好きなようにさせてくれる旦那には本当に感謝です。

家をほったらかして一人出かけるなんてひどい嫁だなと自覚はあります。

 

そんなこんなで向かったモロッコ

私はこの土地でこれまでにないカルチャーショックを受ける事となります。

 

詳しくはその時の旅行記にまとめていますので、

ご興味のある方はどうぞ。

 

 

www.meziyan.com

 

この旅で私はモロッコの「アフニフ」というラグに出会うのですが、

当時モロッコの別の種類のラグの情報は少しあったものの、

このアフニフというラグの情報はほとんどありませんでした。

 

エスニックなラグと言うと、

派手で日本のインテリアに合わせるのは難しいものが多い。

しかしこのアフニフはシンプルでちょっとガーリーな雰囲気が可愛く、

しかもお値段も比較的リーズナブル。

 

 

最初は写真の撮り方いろいろ工夫してたね。笑

 

「このラグを日本の人達にもご紹介したい」そんな気持ちと、

カフェでバイトしていた時の「何か自分のお店を持ちたい」という気持ちが、

この時見事に化学反応を起こしました。

 

「そうだ! このラグを販売するお店を作ろう!

ネットショップだったら開業資金もそんなにかけずにできる!」

 

そう閃いたのでした。

 

そして私はモロッコラグのお店オープンに向けて突き進みます。