40代から始める小さな雑貨屋運営ブログ

雑貨屋一人店長がお店のあれこれ綴ります。

伝説のバンド

 

 

今日の記事は個人的に書きたい事を書かせていただくので、

興味のない方はスルーして下さい。。

 

1980年代半ば、鮮烈なビジュアルで

突如ブラウン管の向こうに現れたバンドがいました。

 

 

当時好きで観ていた

「毎度お騒がせします」というドラマの主題歌を歌っていたC-C-B

 

センセーショナルな内容のドラマのインパクトに加わり、

甘く切ないハイトーンボイスのテーマ曲「Romanticが止まらない」は

瞬く間に大ヒットしました。

 

今でも時々テレビなどで目に耳にするので

世代じゃない方も知っている人はいると思います。

 

その「Romanticが止まらない」のメインボーカルでもあり、

C-C-Bといえばこの人というイメージの象徴だった

ドラムの笠浩二さんが亡くなったと数日前ニュースになりました。

60歳だったそうです。

(ちなみにベース担当でリーダーだった渡辺英樹さんは

7年前に55歳で亡くなっています)

 

実は昔好きだったんですよね・・。

 

時代的にチェッカーズと比べられる事がよくあるのですが、

チェッカーズはおしゃれで洗練されたバンドでした。

 

それと比べるとC-C-Bはどこかイロモノ的な捉え方をされがちで、

SMAPの吾郎ちゃんもC-C-B吾郎というキャラで

コントやったりしてましたよね。

 

私自身もいつの間にか同じような捉え方をするようになり、

「何で好きだったんだろう?」と思うようになりました。

 

周りの人にもC-C-Bのファンだったと言う事は、

言わないようにしていました。

 

ですが数日前の訃報を知り、

「懐かしいな」と何となく当時聴いていた曲を聴きたくなって

YouTubeで彼らを検索しました。

 

いろいろ動画が上がっていましたが、

その中に1986年春に行われた、

よみうりランドEASTでのライブ映像がありました。

 

興味ある人は見てみて下さい。

 

www.youtube.com

 

これ、私が生まれて初めて行ったコンサートなんです!

 

「わぁ!」とその動画を見ましたが、

一気に当時の気持ちに引き戻されました。

 

開演前のわくわくドキドキする気持ち、

よみうりランドは桜が沢山咲いていてきれいだったなとか、

野外コンサートだったので夕方からだんだん日が暮れる様子とか、

35年以上前の事なのに鮮明に思い出しました。

 

そしてライブ演奏する彼らの姿は、

イロモノなんかではなく、今見ても時代を感じさせないくらい素敵でした。

 

「だから好きだったんだ」と思い出させてくれましたね。

動画を上げてくれた方に感謝です。

 

ちなみにYouTube動画ではカットされていましたが、

この時渡辺さんがしっとりと歌った

Daydream Believer」のカバーは今でも耳に残っています。

(まだ忌野清志郎も歌ってない頃だよ!)

 

今、大人になった目線で動画を見ての感想は、

ライブパフォーマンスの見せ方も魅力的だし、楽器も上手だし、

歌もメンバー全員がボーカルになれるし、

バンドとしてのレベルは高かったのではないかと思いました。

 

そして改めて感じたのは彼らの人柄。

すでに売れっ子になっているにもかかわらず、

気取ったり天狗になる事もなく、自然体。

 

素朴で可愛い兄ちゃん達でした。

 

それにしても彼らの活躍していた時代はイカ天よりも前なんだよね。

 

それを考えると、当時最新鋭の楽器を取り入れていたり、

今では当たり前のように耳にするようになったラップを、

シングル曲で取り入れたりと新しい事いろいろやってたんだよね。

髪の毛をカラフルに染めるのも当時ではかなり先を行っていたし。

 

曲も耳馴染みの良いものが多く、今でも無意識に歌っているものもあり。

前向きになれる明るい曲が多かった。

 

C-C-Bが好きだった事をちょっと恥ずかしく思った自分を恥じました。

 

度々「あの人は今」的な番組で取り上げられて過去の産物にされてしまったり、

一発屋みたいに揶揄されたりもするけど、

今でも認知度は高いしみんな忘れてないし、

彼らの存在感は決して薄くはなく、

正に伝説のバンドであったと思います。

 

私にとっては初めて音楽の楽しさ、今で言う「推し」(笑)の存在が

心の支えになる事を教えてくれた人たちでした。

 

この場で感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

 

そして笠くん(と渡辺さん)のご冥福をお祈りいたします。