40代から始める小さな雑貨屋運営ブログ

雑貨屋一人店長がお店のあれこれ綴ります。

モロッコに買い付けに行って来ました

 

1月11日よりモロッコに買い付けに行き、22日の日曜日に戻って来ました。

 

まだ時差ぼけが完全に治ってない感じですが・・。

 

 

 

コロナでずっと行けなかった4年ぶりのモロッコ

 

人々は相変わらずでしたが、街はオシャレ化が進んでいて、

素敵なブティックや居心地の良いカフェが増えていました。

 

 

こんなオシャレなカフェ今までなかった!!

 

さて、モロッコで買い付けとなると、

ほとんどがマラケシュという街での買い付けになります。

 

なぜならマラケシュは商業の街で、

ロッコのトレンドの最先端のものが手に入るからです。

 

そして物量も豊富。

スークと呼ばれる無数のお店が集合した市場では、

ありとあらゆるモロッコ雑貨が手に入ります。

 

その中で自分の感性にピンと来るものを買い付けます。

 

ロッコ雑貨のお店仲間は何店かいますが、

同じモロッコ雑貨でもそれぞれの店主さんによって

センスや取り揃えているものが違うのは、

それだけ選択肢が多いからなんですね。

 

膨大な商品の中から店主さんが厳選したものが、

そのお店のカラーになるのです。

 

 

マラケシュのスークの中

 

そしていつも行くバブーシュのお店。

旅行雑誌などにも載っていて、明瞭会計(値札がある)、品質も良い。

 

バブーシュのお店。飾りのポンポンつけてもらっています。

 

基本的にモロッコのスークのお店は値札がなく、

価格交渉して買い物をするシステムになっています。

なので値札がついているお店は、交渉しないで済むのでありがたい。

(値札があるお店では値切らないで下さいね〜)

 

値札のない、価格交渉しないといけないお店では、

ボケボケしていると商魂たくましいモロッコ商人に丸め込まれて、

高値で買い物してしまう事も・・。

(私は今回グラス屋でやられた・・)

 

そして今回わかったのは、

価格交渉をする時に「いくら?」と聞いてはいけないなと。

 

「いくら?」と聞くと絶対高値を言われるので、

そこから「それじゃいくらならいい?」とすり合わせがめんどくさい。

 

なのでハナから「これ、〇〇ディルハム(モロッコの通過)OK?」と

先に値段をこちらから提示します。

 

その価格が相場の価格で尚且つ店主が真面目な人であれば、

あっさりその額で買えます。

 

一個だけじゃなくて何個か買うのであれば、

一層値段は下がりやすくなります。

 

まぁ、見当違いな価格をこちらが提示した場合は、

結局すり合わせしないといけなんだけれども・・。

 

ポイントは安すぎる無茶な値段でゴリ押ししない事。

 

「こいつなめてんな」と思われると意地悪されたり邪険にされるので。

(逆の立場になってみれば無茶苦茶言う客は歓迎しないよね)

 

相手がモロッコ人でも日本人でも同じ。

フェアな取引を目指しましょう。

(相手が無茶苦茶な場合はなんとか振り切って逃げましょう。笑)

 

相場は慣れていないとイマイチ分かりにくいかと思いますが、

「この値段なら買ってもいいかな?」と言う値段を言えば良いと思います。

 

どうしても「最安値で買わないと損!」

みたいな気持ちになりがちなんだけど、

自分が買える値段で買えればいいやくらいの気持ちで買い物するのが、

心穏やかにいられると思います。

 

それでも相場が知りたい!と言う方は、

マラケシュ伝統工芸館に行くと、

そこで売られているモロッコの代表的な工芸品に値段がついているので、

なんとなくの相場がわかります。

 

値段がわかればスークで高値をふっかけられても、

「私は適正な価格を知っている」と言えば相場の価格で買えます。

 

以上はモロッコでの買い付け時のポイントでしたが、

海外での買い付け全般で気をつける事は、

買い付けた商品を売った場合の利益を考える際に、

経費の事も考慮しましょう。

 

海外買い付け初心者でありがちなのが、

渡航費や宿泊費などの経費かかっている事を度外視して、

販売価格を設定したり、買い付ける商品の物量を組んでしまう事。

 

経費の分も賄えるように、買い付け量や仕入れ価格、販売価格、

ちゃんと考えてから買い付けの旅程なども計画しましょう。

 

ついでにですが買い付け量が増えると、

全部をスーツケースで持ち帰りができないので、

現地から発送とかになりますが、その送料も経費でかかるのでお忘れなく。

 

以上、ざっくりですが海外買い付けの概要でした。

 

また細かい部分は思いついたら書こうと思います。

 

 

 

 

<おまけ>

 

マラケシュの観光の要、ジャマ・エル・フナ広場。

 

マラケシュのジャマ・エル・フナ広場(フナ広場)は、

日夜問わず大道芸人や様々な屋台が出ていていつでもお祭りの様です。

 

そしてモロッコに行くとほぼ毎回揉めている人を見かけますが、

今回もフナ広場の警察署近くでおばちゃん二人が叫びながら揉めていて、

周りで何人かが「まぁまぁ」と仲裁に入っていました。

 

常宿オーナーの日本人の奧さんにその話をしたら

「その『まぁまぁ』って所までがワンセットですからね」

と言っていたのが可笑しかった。

 

なんか一連がダチョウ倶楽部のコントっぽいんだよね。笑