お客さんに刺さるお店にするには、ターゲット(ペルソナ)を明確にする
お店を開こうと思った時に、
漠然と全方向に向けたお店づくりをしてしまうと、
なんだか刺さらないお店になります。
まずはどういったお客さんがお店に来て欲しいのかを
明確に設定しましょう。
それをターゲティングと言います。
ターゲティングと言うと例えば、
なんとなくで「40代女性」などと設定しがちですが、
それだけではまだ範囲が広いです。
40代女性でもいろいろな人がいますよね。
小さな子供がいる人と成人した子供がいる人では
ライフスタイルも考えている事もきっと違うと思います。
あと、都心に住んでいるのか郊外に住んでいるのか、
着る服はコンサバティブなものが好きなのか、
個性的なものが好きなのか?
いろいろ絞れますよね?
あなたのお店にはどのような人が来て欲しいでしょうか?
細かく具体的にイメージしてみましょう。
そんなに絞ってしまうと、
逆にお客さんが減ってしまうのではないか?と
心配になるかもしれませんが、
イメージが散漫なぼんやりとしたお店よりは、
バシッと明確に打ち出すものがあるお店は、
人の目に止まりやすいです。
なので心配せずにターゲット設定していきましょう。
それにはターゲットの詳細な人物像=ペルソナを設定していきます。
一つの例として、うちのお店のペルソナを見てまいりましょう。
- 40代女性
- 経済的に少し余裕がある
- でもそこまで高級品を求めている訳ではない
- インテリアはありきたりでないものが好き
- 個性的すぎるものは苦手
- 自分の好みのものを見つけて集め、生活を楽しんでいる
ざっくりとですがこんな感じで設定しています。
このペルソナを踏まえて、
オンラインショップのデザインを作ったり、
品揃えの方向性を決めたり、
実店舗も検討しているのであれば出店場所を考えていきます。
以下は当店のPC版のオンラインショップのデザインです。
40代女性がターゲットなので、
デザインは子供っぽくなりすぎない、
シンプルなモノクロベースにしています。
敷居が高くなりすぎないように、
高級感を出しすぎない、ちょっと手を伸ばせば届くような、
親近感を残しています。
(私のデザイン技術がそこまで高くないと言うのもありますが・・ -_-;)
商品のラインナップはどこにでもあるような物ではなく、
少し個性のあるもので、安っぽくならないものを並べています。
価格帯は輸入雑貨なので若干高めになりますが、
多少経済的に余裕のある人に向けて展開しているので、
これでいってます。
逆に安売りしすぎてしまうと、
お店の雰囲気も安っぽくなってしまうので、
例えば「うちは中の上くらいのライン」と決めたら
ブレない方がいいです。
ただし、少し高めの設定をするのであれば、
商品写真はそれなりの物に見えるように
きちんと撮らないとダメです。
写真が暗かったりアングルが曲がっていたり、
雑な感じがするものは、高い値段では売れません。
粗末なものを高値で売るのも、
そのお店の自由ではありますが、
後々クレームが来たりする可能性があるので、
やめておいた方が良いと思います。
当店の実店舗の場所は大田区ですが、
東急池上線沿いの閑静な住宅地のある駅で、
近隣の住人は中流〜上流の人が住んでいます。
子育て世代やもう少し上の世代が多く、
意識が高めの人も住んでいます。
まさにターゲットにしている人が多く住んでいるエリアです。
(実店舗の場所は自分で決めた訳ではなく
たまたまこの場所になったのですが・・)
とまぁ、こんな感じで
最初にターゲットとする人物のペルソナを設定し、
そこからウェブサイトのデザインや出店場所、
SNSで発信する内容の言葉遣いなど、
いろいろ決めていくと良いと思います。
あなたのお店に来て欲しい人(ペルソナ)をイメージして、
その人が喜びそうなお店デザインを構築し、商品を揃え、
その人が来そうな場所に出店を考えていけばOKだと思います!